ドラマ『コードブルー』を観てて思うこと。
こんばんは。一宮です。
※アイキャッチと本文は全く関係ありません。すみません。
ドラマ『コード・ブルー』、一期の放送があったのは2008年。
日本の医療ドラマの中で一番好きでした。
そのドラマのSeason2が放送すると聞いて、めちゃくちゃ楽しみにしていたのに、脚本がなんかアレで、楽しみだった分、ショックで、あんまり真面目に観れてません(´・_・`)
医療者が患者に軽々しくペラペラするはずもないような話をする…。歩けないかもしれなかった頚損の患者が簡単に歩けるようになる…。隔離されてる部屋に勝手に患者が入る…。
そんなこと、絶対しねーから!!っていつもツッコミ入れてます。
いや、ドラマだから、で済ませられるかもしれませんけどね?season1はもっと、リアリティがあった(と思う)し、白石と藍沢はいいコンビだったけど、恋愛関係にならなくて、そういう空気感が良かったのに!!!と、何かと比べてしまってすみません。season1を愛するあまり、脚本家が変わってからの一連の展開には、正直悲しみです。
( 冴島と藤川だけは良かったですwでも冴島に起きた展開ひどすぎるけどな!! )
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ところで、このドラマは救命救急センターの話で、命を助けること、なんとしても生かす!!みたいなのが、登場人物達の、仕事観ですね。
私は今、透析室という場所で働いています。
関わる患者さんたちは皆さん、慢性腎不全を患っていらっしゃる。
彼らは週3回の透析を、365日、必ず受けています。
そうしないと、尿毒症で、遠くないうちに死に至るからです。
食事にも気を使わないといけない。
カリウム値をあげすぎないように、(※腎臓の機能が働いていないため、電解質を体外に捨てられないのです。カリウムが溜まると心停止のリスクがあります。)体重を増やしすぎないように…。(※水分を尿として出せないので、口から摂った水分は体に溜まります。水分が溜まると心臓にもお水が溜まったりして、負担になります…)他にも色々気にすべきことはあります。リン、カルシウム、貧血ではないか、血圧は、血管は…。
そういう患者さん達と接する私の看護感は、『より良く生きてもらい、より良く死を迎えてもらう』です。
生きている以上、どこかの時点で誰でも死に至るわけですが、透析の患者さんは、身体に色んな負担がかかっていて、透析を受けていない方に比べて、突然亡くなるというリスクが高いです。
年齢的なリスクもあります。今は、どこの施設も高齢の患者さんが多いと思いますが、うちの施設もそうです。90を超えている方もいらっしゃいます。
そんな方に、コーヒーだめ!バナナだめ!節制して!!…なんて、言いたくない。
あと、何回それを食べられるか、分からないのです。
食べてもいいよ、でも、1日おきにして下さいね、とか、週2回くらいなら大丈夫だよ、とか言ってます。(勿論、先生に報告&指示はいただきますよ)
いつか亡くなる日は来るけど、それまでより良く毎日を過ごしてもらいたいなと思いながら、毎日患者さんと接しています。
同じ病院という環境だけど、救命救急センターのナースとは、(当たり前だけど)全然看護感が違うんだなぁ…としみじみ思いながら、毎回ドラマを見ています。
来週(最終回?)も多分、ハァ???!って思いながらドラマを見守ります。(ひどい)
もう撮影は終わってるから、今更巻き戻しきかないけど…。いい展開を期待したい…。
ではでは。